【ウォシュレットの分解】洗浄ノズルユニットの清掃と点検

TOTOのウォシュレットを分解します。

形式はTCF2121です

目的は洗浄ノズルユニットの清掃とステッピングモーターの点検です。

横着して本体の給水ホースも付けたまま便器の上での作業です。

念のため元栓だけは閉めました。

ウォシュレットの便座カバーを外す

ウォシュレットの裏側にビスが2本あるので外します。

後はツメ数か所で固定されているのでこじって開けます。

コネスターで配線が繋がっているので慎重に持ち上げます。

スイッチの基板もカバーはツメだけで止まっています。

点検のため基板も確認しましたが、目視上はキレイでした。

洗浄ノズルユニットです。

ビス1本で固定されています。

モーターのコネクター2ヶ所、ホース1ヶ所を外すとユニットが取れます。

メモ
モーターは三菱MP24Z DC24Vが2個付いていますがサビが目立ちます。
参考までにモーターはDC12vではありませんのでご注意ください。

ノズルの出し入れはベルト駆動で行っていますが、このベルトを張るテンションバネもサビがあります。

すべてを分解します。

ノズル先端も剥がしましたが、ここは接着されていました。

取る際には割らないように気を付けてください。

組み立て時にアロンアルファで付ければ問題ありません。

点検清掃後、洗浄ノズルを組み立てます。

ノズルの水が出る反対側の部分です。

パーツごとに凸凹を合わせる形になっているので間違えないと思います。

このパーツのパッキンから水が漏れるとモーターのサビが発生します。

パッキンも交換しました。

ノズルの出し入れを行うベルトを取り付けます。

画像で解りにくいですがベルトの突起を矢印の所に入れます。

最後にベルトを張るパーツを取り付けます。

ホースも繋げてユニットを戻して終わりになります。

ベルトのテンションを張るためのバネを交換する際には内径5mm長さ15mmのバネが合うと思います。

ノズルユニットの分解でわかったこと

ノズルはウォシュレットの心臓部です。

駆動していますので、不調になる可能性は大きい部品です。

ステッピングモーターはDC24Vなのでネットでもあまり見かけません。

eBayで購入しても送料含めると結構な金額になるので、ウォシュレット本体を購入した方が良いと思います。

ノズルの詰まりや水あかの固着などでしたら分解も有効です。

故障しやすいと思われる箇所
  • サビによるモーターの故障
  • ベルトの伸びや亀裂
  • ゴミや水あかでノズルの詰まり
  • Oリングからの水漏れ
  • コネクターの接続不良

点検後は音も静かになって快適になりました。

ご自分でチャレンジされる方は分解前の画像をたくさん残しておいた方が宜しいと思います。